馬と向き合おう

馬には感動がいっぱい 馬はストレス解消としての「乗り物」ではなく、心や感情をもった「生きもの」です。

ホースランドひがしせふりでは、それを理解して馬とかかわることで、 はじめてアニマルセラピーが成り立つと考えています。
馬を「生きもの」と理解した上での乗馬は、自然と馬にも優しくなります。

本来、馬は走るために生まれてきた訳ではありません。
鞍やハミ(馬具)をつけたくて、つけてる訳ではありません。
鞭で叩き、腹を蹴り上げて服従させるのではなく。
馬の気持ちや体調を考えながら、馬と会話しながら、
馬を操り、風をきる爽快感。
その時に得られる「馬との一体感」は、
乗る人に最高の感動をあたえてくれます。
現代人の疲れた心をときほぐしてくれるでしょう。

心の癒し~馬の存在に癒されて~

アニマルセラピーの代表的な存在は犬ですが、「馬」の感情は犬ほど解り易くありません。
しかし、しばらくあつかっていると、馬が驚くほど個性豊かな生き物であることに 気付かれることと思います。

自分の名前や人の足音を覚えて、ブルル・・と鳴きます。 おおきな体でそっと近寄ってきて、頬をすり寄せてきます。 この悠悠としているけれど、どこか人なつっこく、 すいこまれるような真っすぐな瞳に、心が癒される人が多いようです。 そこには押し付けがましくなく、 寄り添って包み込んでくれるような優しさがあります。

人間関係に疲れた大人や子供の心のよりどころとなるのは、そんなところではないかと思います。
ホースランドひがしせふりの会員のなかにも、一人で母親の介護をされている方、会社帰りにリフレッシュして子供をお迎えにいかれるママさんライダーもいらっしゃいます。
雨が降っていて乗れない日でも、にんじんを持って馬に会いにこられる会員の方も少なくありません。

始めは癒しを求めて、馬とふれあっているだけでも、「自主的」に世話してあげたいという気持ちが芽生えます。
馬に自分が必要とされていることで「自信」をとりもどしつつあると、今度は「勇気」をもって馬に乗ってみようと思い始めます。
そして、もっと上手に乗れるようになりたいという「向上心」が芽生えます。
元気になった心は、「積極性」「思いやり」の心を生み出します。
乗馬によって、心地よく疲れた体は心地よい眠りを誘い、明日への活力を生み出します。

馬は不思議な生き物です。いろんなものを与えてくれます。

子供の情操教育として

子供達にとって馬との出会いは素晴らしい体験です。
今はやりの「生きる力」のすべてが含まれているといっても過言ではないでしょう。
ホースランドひがしせふりには、テレビも遊具も自動販売機もありませんが、
現代に少なくなった空間がここにはあります。

健康運動として

欧米では馬文化が根付いており、馬を利用した「ホースセラピー」の組織が存在します。
日本でも最近になって注目をあつめはじめていますが、まだ整備段階のようです。
ホースランドひがしせふりでは、ひとりひとりの個性にあった練習方法をマンツーマンで行っています。
まずは、・・・笑顔でレッスンが・・・基本です。

馬と一緒に遊ぼう
馬小屋をきれいにしてあげよう!

ボロ(ばふん)やオシッコをきれいに取り除いてあげよう。君たちと同じように、馬もきれいなお部屋が大好きなんだ!

きれいな水を入れてあげよう!

よごれた水は、おいしくないよ。
病気にならないように、いつも新鮮な水を入れてあげてね!
暑い日は、空っぽになってないか、時々、みてあげよう。

馬にブラシをかけてきれいにしてあげよう

馬に乗る前には、馬にブラシをかけて、身だしなみをととのえてあげるんだ!
競技会の時は、タテガミを編んだり、ネットをかぶったりしておしゃれをすることもあるんだよ。
馬装(ばそう:乗馬するための道具をつけること)がすんで、
馬がかっこよくなったら、いよいよ乗ってみよう!!

さあ、馬に乗ってみよう!

馬はとってもおくびょうで、おどろきやすい生き物なんだ。
もし、君がちょっぴり、こわかったとしても、大きな声をださないでね。
君が堂々と騎乗(きじょう:馬に乗ること)すれば、馬もかっこよく動いてくれるはずだ!

乗り終わった後の手入れも忘れずにね!

乗せてもらったお礼に、心をこめてきれいにしてあげよう!
汗をかいている時は体をあらってあげるよ。ヒヅメは毎回あらって、 蹄油(ていゆ:ヒズメを保護する油)をぬってあげよう。
大きな体を細いあしで支えているから病気になりやすいんだ。
生き物だから、愛情をもって接してあげる事が一番大切だよ。
手入れが終わったら、ボロを栄養にして育ったニンジンをあげてみよう!